日記 19

5月15日(火)~16日(水)



5月15日(火)

 「三角の距離は限りないゼロ」という恋愛ラノベを読み、
久しぶりに読書で血管が切れそうになったので、仕事から帰ってから4時間ほどかけて
ネタバレ書評を書く。といっても、内容には軽く触れるのみで(核心に迫る内容を上げたが)
ほとんど自分語りになってしまったが。やはり、私は、恋愛が嫌いだ。
 
 私は、書評というものが書けない。本を純粋に評価するなど、自分の濁った識を通してできるわけがないとすら思っている。なので書評をするときは、大体、読んでるときに思ったこと、周りの音や食ってるお菓子、ツッコミ等、を入れるのが常だ。純粋に作品の評価をするなんてことは、所詮、私ごときでは無理なのだ。文学とは何ぞや。
 
 無理が祟ってか、仕事中はずっと眠かった。しかも、無駄に今日は頑張ったぞとか思って、休み時間にPV数を逐一確認する始末。そんなことをしたところで文章が上手くなるわけでも、いいネタが思いつくわけでもないのに。前だけ見てろ。
 
 帰ったら、いつも通りレタスと白飯と冷凍のクソ不味いから揚げとビール。
いい食事だ。何のために生きてるか、もう一度、よく考えたほうがいい。
 
 そして、文章を一行も書くことなく、床に就いた。不思議と自堕落への嫌悪感に苛まれることがなかった。今になって後悔している。

5月16日(水)

 クーラーをつけて寝たせいか、とても身体の調子が良い。大学時代のあの地獄の窯のような夏を思えば、ここは天国である。
 飯も、空調も、好きな本も、飯も、服は……買っていないが、とにかく生活水準は格段に向上している。謎の咳に悩まされることもない。文明人の生活がここにあるのだ。
 
 それはともかくとして、本山氏が紹介していたラノベをまた読む。「スカートのなかのひみつ。」
 男の娘と天然系女子、二人の視点から描かれる群像劇である。
 あらすじは、よくわからん。序盤で語れるだけの情報がなさすぎるし、元より主人公たちは、それぞれのトリックスターに巻き込まれて、大体の話の趣旨がわかるのが中盤以降なので紹介しきれない。
 序盤で主人公たちはトリックスターから救いを得るが、その恩を返すために行動を共にする。的な、感じだ。また時間ある時に、ネタバレ書評でも書く。
 面白いか? 肝心の質問。
 面白い。キャラがわちゃわちゃしてる感じのラノベだ。前回とは方向性が逆といってもいいかもしれない。ストーリーよりもキャラが立ってけん引している感じがする。
 変態たちが繰り広げるドタバタ青春コメディ、シリアスもあるよ!
 というジャンルである。銀魂とかのシリアス回が好きな人は好きかも。
 改めて本山氏スゲーと思った。多読できるのがうらやましすぎる。
 是非、どんどん紹介していってほしい。正直、アマゾンレビューは役に立たないので。
 私に新たな地平を見せてくれ。

 起きたら、G線上の魔王の2章のあらすじまとめ頑張って書こう。
 では、今日はこの辺で。