日記 339

8月24日(火)

 

 もう24日である。盆も過ぎればすぐ9月だ。

 

 小学校だったらあと一週間くらいは休めたが、盆頃は近所の子たちと遊べなく、家でゲームするしかなかったのを思い出す。しかも飽きたゲームが多いものだから、ただただ暑い夏の午後を暇だ暇だと言いながら固い茣蓙に背を預けてふて寝していた。盆など辛気くさい墓参りと、馬の合わない親戚が集っていた線香の匂いのきつい本家の中にいなければいけなかったのだから、ただただ地獄だったと思う。墓にいけばヤブ蚊に刺され、顔も知らないご先祖様に手を合わせるのもなんだかよく分からなかったと思う。神社で神様にお参りするのと対して感覚は変わらなく、祖霊崇拝的な感情でいればいいのかと思えばそれなりには楽しめたのかもしれない。

 

 そんなお盆が過ぎれば、友人と遊べるかと言えばそうでもなかったような気がする。盆が終わっても対して遊べないまま新学期が始まり、憂鬱な日々が始まるのである。夏休みというのは7月3週目ごろから8月1週目までは楽しいものだがそれ以降は非常につまらないのだ。たまに行く親との旅行も興味のない場所に連れ回されてただただ疲れるだけであったし、とかく長期休暇というのはなんなのか考えさせられる日々だった。

 

 眠い、今日はこの辺で。