食材もないけど料理したい時の落書き その1 「ジャーマンポテト」

 新じゃがの季節ですね。スーパーで見かけて買ったはいいが、どう料理したものか……。
カレー? 肉が高すぎる。却下。

適当な大きさに切ってコンソメぶち込んで煮た奴? 旨いけど味気ない。

ポテトサラダ? キュウリ切ったりだのマッシュだのがめんどくさい。後、食いきれない。絶対。

あとは……

大量に余ったじゃが芋の有効的な使い道。それが! ジャーマンポテトです!


うん。写真は、無いんだすまない。(実は作った事もないのだ……)

しかし! ビールと言えばジャーマン! ジャーマンと言えばポテト!な訳でして、今度作ってみよっかなってのをレシピというか、思考実験というか、そういうのに残したいのです。ていうか、金なさ過ぎて腹減ってるから、こんな文でも書いとかないと頭が動いてくれないんですよぉ!


という訳で。作っていきたいと思います。


レシピ

じゃが芋 一袋 100円くらいで売ってる

玉ねぎ 一玉   38円(まとめ買いしたらもっと安くなると思う)

ベーコンかソーセージ 適量(喰いたい分だけ入れろ! 加工肉は高いからケチって使うのが一番だ!)

塩  適量

胡椒 適量 (出来れば粒胡椒の方が雰囲気が出るぞ!)

ニンニク 一かけ(生ニンニク高い? チューブでいいぞ! なくてもいい! あれば青森産がベストらしいが、俺はくったことが無いぞ!)

醤油 適量 (日本が生みだした化け物調味料だ。隠し味に使え!)

チーズ 適量(入れなくてもいい。ぶっちゃけ、俺が喰いたいから)


気づいているとは思うが、俺は作ったこともないし、喰った事もない! だから、イメージの中で作っているぞ! 大丈夫だ! 腹が減ってるからこんな駄文を書いているんだから読まなくたっていいぞ!


では、オペ!


まず、じゃが芋の皮をむくぞ。ピーラーがあれば便利だ。新じゃがだと皮が薄いから、洗って泥を落としたら、火の通りやすい大きさに切って、そのまま炒めても旨い!

ここで気をつけなければならないのだが、きちんと芽をとることだ。小学校で習ったと思うが、じゃが芋の芽にはソラニンだか、メラニンだかいう有害物質があるのだ。ちなみにいうと、ソラニンが正解で、メラニンは紫外線を浴びた時に出来る肌のシミを誘発する成分だ。こいつが厄介で、喰うとまず、腹痛を起こす。俺も間違えて喰って、休日を一日潰した事があるくらいだ。なぜ家庭科が必修なのかがよくわかるだろう! 

処理についてだが、ピーラーの側面に出っ張りがあるだろう! それを使えばらくらくだ! ないなら包丁の付け根を旨く使えばいい。むしろ昔の人はそうやっていたはずだ! 

 ジャガイモを切る大きさについても語らせてもらおうか! 火の通りやすさを追求して細かく切るなんて愚の骨頂だ! お前は味噌汁でも喰いたいのか。しかし、ジャガイモを半分に切ってオワリっ! なんてやってみろ……なんだかシャクシャクとした食感の不思議な料理の出来上がりだ。火が通らなさ過ぎてもいけないし、かといってホクホクを楽しみたいからでっぷりとした大きさも欲しいッ! そこで行きついたのが、じゃが芋4等分だ! ていうか、常識で考えてもこのくらいの大きさに行きつくだろうが、世の中にはそういう感覚が著しく欠如したサイコパス料理人もいるからな!気をつけろ!

なぁにぃ? フライパンの火力が足りない? 俺はガス火だが、最近だとIHなんかが流行りで、火力が足りん足りんという奴も増えてきた。そういうときは、ラップでチンだ。

 俺は、蒸し器を使うが、洗ったら否が応でも水分がついているはずだ。切った奴でも、そのままでもいいからラップにくるんでチンしてしまえばいい。500Wで5分くらいみればいいゾ。フライパンで火も通るからな。

 以上でじゃが芋の下処理は、終わりっ!


 玉ねぎを切るぞ。玉ねぎの茶色いとこを剥け。そんで下手と永沢の髪の部分をぶった切れ! それを半分に切ってから、適当な大きさにスライスだ。俺は一センチ間隔で切った奴が好きだが、好みでいい。まあ、ぶっちゃけサラダにでもするんじゃないなら、1mm感覚のスライスなんてしないだろうがな! 目がしばしばするとかいう古典的なネタは無しだ!

 後は、ベーコンまたは、ウインナーを食べやすい大きさに切ればいい。ウインナーを切る時にいやなイメージが湧いてしまうならそのまま焼いても旨いぞ!


 さあ。お待ちかねのフライパンタイムだ!


 テフロン加工のフライパンでない限りは、よく熱した方がいいかもしれないぞ。よく、初心者がやるミスだが、火をつければフライパンが十分に温まって、旨く行くなんてのは幻想だ! じゃが芋はでんぷん質が多分に含まれているから、くっつきやすいのだ。

 だから、ちょっと煙が出るくらいまで、フライパンを火にかけろ! 出始めたら、一旦火を止めて、サラダ油を適量。(小さじ一杯か2杯くらいだ。カリカリッとしたものが喰いたいなら、多めに入れた方がいいだろう) そこにニンニクを入れる! ちょっと油がはねたりするかもしれないが、まあ、そこは気にするな! 後で掃除すればいいんだ! こうすることで、ぐっとパンチの利いた味になる。なぁにぃニンニクが苦手? デートに行くから?  知 る か。

(代わりの具材は適当に入れろ。炒めた後に耐熱容器に入れてチーズふりかけたらそれなりにパンチがきくかもな)

 そして! 具材の投入だ!

 こういう時の定石なんだが、火の通りにくいものから順番に入れていくのだ。

 この場合だと、じゃが芋、肉、玉ねぎの順だが、ジャガイモは本当に火の通りが本当に遅い! だからさっきも言ったように肉と玉ねぎを炒めながら、じゃが芋をレンジで蒸すのもありかも知れんぞ。

 具材が入ったら、炒めて行け! 塩、胡椒を好みで入れろ! ビールのあてにするならちょっと多めに、健康に気を使うなら控えめに。

弱火か中火で10分くらいだ。じゃが芋を串(箸でもいいぞ!)で刺して、ホクホク感が手に伝わって来たら、喰い時だ! 

さっそく皿に盛り付け……と言いたいところだが、ここで一工夫だ! 要らないと思う奴もいるかもしれないが、ちょっとだけ醤油をフライパンに一回しする。そうすると、日本人好みのコクがでるぞ! 

そして皿に盛り付けて! 完成だ!!!


 ……せっかくだが、俺はチーズを入れて2分レンジでチンをする!


 これで、完成。俺式ジャーマンポテト……だっ!


実食(虚食)タイム!


まずは、ホクホクしてやがるこいつだぁ!

芋! 芋! じゃが! じゃが! 

 たっぷりと溶けたチーズを巻きつけて……。口の中へinsert!

 ホク……ホク……。

おお。旨い。だが、しかし、胡椒がニンニクに負けている様な気がするぞ……?

 まあ、いいや! ビール!ビール!

 グラスに注ぐ時の音っていいよなぁ! 酒飲めねぇっていう人もコーラとか炭酸系を氷の上に注いだ時のくぐもった音に幸福感を感じた事はあるはずだ!

 こいつをグビリと一杯! この為に毎日無駄に生きてるんだぜぇ~

 さてさて、ちょっと透明になりかけの玉ねぎも、ソーセージもウンマイぞ!

 



 全ては胡蝶之夢……。夢、幻よ……。