日記 291

1月10日(日)

 6時起床。久々によく眠れた。やはり休日は偉大である。仕事がないからストレスがない。
 ソシャゲのスタミナを消化し、気が向いたので下に降りてテレビを観ていた。雪舟のダルマの絵の解説を聞いてなるほどなぁと思っていた。西洋画で使うような堅い毛の筆で書かないと濃淡のない輪郭が書けないそうだ。唐にいった時に学んだのだろうか。そのほかにも色々な技法が使われていたそうで水墨画の枠にとらわれていない奇跡的な作品らしい。まあ、よくわかんないけどすごいんだなぁと思った。父が処女風スパゲティが食べたいなどと妄言を吐いていたので、それは処女ではなく娼婦風なのではとジョジョ仕入れた知識であるため突っ込むのも野暮と思い、それらしきブッタネスカを作ってやろう思い立つ。何せメニューが浮かばないならそうするほかない。今考えればオムレツと味噌汁とかでもよかった気がする。
 業務スーパーにアンチョビのペーストとオリーブの塩漬けを買いに行く。レシピにあったからとりあえず買った方がいいのかもしれない。オイルサーディンがあれば塩を入れまくったらいいらしいが、そこまで値の張る物でもないので(60g200円)余ったらトーストにでも塗って食べればいいだろう。バターとにんにくまぜてた奴を塗ってからペーストスプーンに一杯を塗って焼けば多分上手いと思う。その辺は気が向いたらやろうか。
 車の中が何となく汚いなと思ったので帰り道にガソリンスタンドに寄って掃除した。聴かなくなったCDとかを回収したら割とすっきりした。
 図書館に行って神様のパズルを読み進めている。大学と物理学の解像度が高く、理論の部分はほとんど何言ってるか分からん。素粒子は勉強してみたけど全く分からんかった。ちょうどヒッグス粒子ノーベル賞に輝いた歳の頃は、ニコ生でもニュートンの編集者が解説してたりとか活発だったし。ブルーバックスの本を読んでも、よくわかんねぇなあと電車の中で思ったものだ。分からないものを分からないと思うのは美徳なのか老いなのか諦めなのかイマイチ分からないけれど、分かることを積み上げて検証することをパズルを解くことと言い換えることも出来るのかもしれない。
 昼に作ったブッタネスカのレシピと感想を書いて終わりとする。

材料(一人前)

オリーブの塩漬け  適量(見た目はいい。後味がすっきりするがぶっちゃけ要らない)
アンチョビペースト 塩辛いが大さじ半~1杯あればいい感じ。必須
ツナ缶  一缶(要らない。油で味がクドくなる。ツナトマトはジェネリックブッタネスカ)
白ワイン 60cc(酸味を足せる。安いワインで結構。なければ別に要らないかも)
トマト缶 一缶(味が強いため、アンチョビとのバランスを考えた方がいい。もしかしたら要らない)
ミディトマト 欲しいだけ(必須。アンチョビとこれとハーブを食うのがブッタネスカだと思う)


ハーブ類  マジックソルトで代用した。
バジル  適量(夏になれば生のバジルを使いたい)
オレガノ 適量

いつもの
にんにく 適量
オリーブオイル 大さじ1
唐辛子 1本

1、いつもの作業。オリーブオイルを入れてからにんにく唐辛子を投入し弱火で煮る。
  平行してスパゲティをゆでる。(塩を1リットルに対して云々ってのがあるがぶっちゃけ要らない)
2、ふつふつしてきたらアンチョビ(+非推奨だがツナ缶)投入。全体になじませるように箸でぐるぐるしてやる。オリーブもここで入れる。
3、白いワインを投入。アルコールを飛ばす。(+トマト缶を入れるとボリュームは出るが非推奨)
4、アルコールを飛ばしている間にトマトをざく切り。飛んだら投入。
5、ゆであがったスパゲティをフライパンの中に入れて弱火で全体に味をなじませる。
6、皿にそれっぽく盛り付けたら完成。

 ツナ缶の油がわりクドく感じる。アンチョビの風味はしょっぱくどことなく後を引く味である。オリーブが口に入ると後味がいいが、無理して入れる必要はなさそうだ。シンプルに白ワインとゆで汁で乳化させた方が風味が際立つのかもしれない。ただし塩加減がかなり難しそう。あとハーブをいいのを入れた方がいいだろう。臭みがある。美味いが、まあ頑張った割にはって感じだな。工夫が要るかもしれない。

 今日はこの辺で。