日記 263

12月1日(火)

 初めて12月に日記を書く。去年は丸々書いていなかったのである。
 というわけで、何かネタを……と思ったが、何もないから今日も日記で茶を濁す。
 これと言って何も書くことがない。急になんだか罪悪感のようなものが出てきてしまう。知人が言っていたことだが、書くことは登山のようなもので、一個書けばもう一つ書きたいことが出来るらしい。であれば、私はこの一年間まるで書いていないと言うことになるだろう。無精ではないが、筆まめとも言えない。まずまず書いてきたつもりだが、よく書いている人に比べれば無に等しいくらいしか書いていない。ということは、書いているに値しないことしか私はやっていないと言うことになるだろう。なるほど、そういう帰結。
 ネタ探しに旅に出たこともあった。小説も読んだし、漫画ももっと読んだ。感想書くのに要約することが必要になるのでいい練習になると思ったからだ。あったことを強弱つけて伝えることも、できるだけわかりやすい表現でかくことも必要だったからやった。多分、事務仕事やってる人間ならメールでやりとりすることも日常茶飯事であるから、負けないようにしておこうと思ったからだろう。今にして思えばそういう気持ちがなかったとは言えないはず。
 で、結局文章を書いて何がしたいのかとか、たまに思うことがあるけれども、結局のところ考えていることをこうして言語化するのが好きだからやっているとしか言えないのかもしれない。やるからにはいいものを作りたいから、何かしらの形を与えてやらねばと思ったが、こうして色々考えて綴っていくこと自体がいい暇つぶしになるのかもしれない。
 たまにはじっくり腰を据えてものを書いてみよう。月二回くらいこういう日があるな。
 
 今日はこの辺で。