日記 210

8月3日(月)

 暇つぶしにプロットでも書こう。なんか歯がスースーする。
 
ラムネのはなし
 記憶喪失の子ラムネを拾って住み込みでバイトさせてたらファフナーよろしく、異世界から接触があった。異世界だというのは、電波の入った所長。彼女はリアンの下宿先のアパートの一階で表向きはリサイクルショップを経営しながら、研究を続けている。
 とりあえず、機器の反応のあった地点にラムネといけと言われ、買い物がてらいく。風景がいつもと違う。買い物先のスーパーが宮殿になっていた。いつも公園で鳩に餌をやっているじいさんが、今度は小型のペンギンに餌をやっていた。大学の講義等へ行けば、破壊されており、とにかく異変で一杯だった。
 街では、違法な薬物が横行しており、レンタルビデオ屋の愛想のない店員は水パイプふかしてラリってる。それもこれも、異世界からの侵略だと店長はいった。異世界からの侵略で何もかもが上手くいかないのだと。
 インスタントメサイアというのは、特に流行っている違法薬物の通称だ。誰でも簡単に救世主になったような気分になれる興奮剤である。それもリアンの通っている大学の研究所から流出しているらしい。若者を中心に出回っているそうだ。
 メサイアとというからには、キリストよろしく声が聞こえるようになるらしい。それもちょうど、あの異世界からの接触のような。
 その薬の原料になるのがラムネの血である。人体に無害な嗜好品の薬物を生み出す研究で、改造手術を受け、生み出されたそうだ。(おそらく誘拐された)骨髄は特殊なものに入れ替わっており、血とストレスで記憶が抜け落ちてしまっている。髪の色素が薄いのもそれが影響している。
 そう、あの日の声は店内にラムネの血の成分を皆で吸ってしまっていたからだったのだ。という推理をたてて、リアンは行動するが……。

 という、1年の夏の話をリアンは回想する。
 でっち上げだと、田中(仮)はいう。
 さて本当のところは、どうだったか。 

 もっとゆるふわなシナリオを書くべき。
 トイレ行きたいので、いったん筆を置く。