日記 111

11月18日(日)

 グリッドマン7話見た。
 話の展開が早い。積み上げの速度がここまで速いと、最終話までに語りたい要素、話のピークに持っていきたい要素を入れ込みたい意志を感じる。

 最近ボケてきたのか、よく作業しながら夢を見るようになった。急に独り言しゃべってて気味悪がられたりとかは、割と昔からあったけど、最近はもっとひどくなってきた。はっきり言ってヤバい。拙い。幻覚というわけではないが、手を動かしながら頭のなかは現実世界から離れてしまっていてトリップしてる状態。クスリキメてるのか、ラリってやがる。さっき食べたでしょ、お爺ちゃんと言われる日も近いかもしれない。
 自分の過去が他人の過去に置き換えられていくような感覚。記憶というデータを閲覧しようとしたとき、そのフォルダの中に別のキャラクターの思い出があるような感覚。多分、記憶を再生するときの紐付けがうまく機能していないせいだと思う。少なくとも、自分のことをボクと呼んでいる女の先輩がいて、その人に憧れていた後輩女子が再会したとき、いつの間にかまともな一人称になっていたのを感傷的になりながらラーメン啜ってる思い出なんてものは自分の中にあるはずがない。アパートに帰ったときに、薄い壁を隔ててお隣さんが話しかけてくるので、学校であったことを相談しあったりしていないし、初めて焼いたキッシュが思った以上に不味かったなんてことはない。なぜなら、学生時代は一軒家を借りていたし、隣にあったスクラップ再生工場の作業が五月蠅かった思いでしかない。リアンとは誰だ。
 まあ、いいや、適当に、今度書いてみよう。たまには別の人間になってみるのもいいかもしれない。小説の構想を練っているのであって、頭のおかしい人の戯言ではない。私は正気である。
 
 12月の頭に名古屋に行って馬を見に行ってくるのだけれど、仕事かゲームしてるかエロ同人漁るかしてるような人生をこの歳になっても続けていることに妙に恐怖を覚えているので、いい加減、真面目になって書くことを習慣づけたほうがいいんじゃないかと思う、今日この頃である。そんなことより味噌カツ食べたい。