日記 93

盆休み

 東京と横浜、あとプラネット・ウィズの聖地巡礼に浜松に行ってきた。
 
東京
 秋葉原の書泉ブックセンター?タワー?どっちだったか忘れたが、素晴らしかった。
 いい棚を作ろうとしている感じがある。
 要するに作った人間の趣味趣向、これを売りたいという思いが感じられた。
 
 立ち食い寿司を食ったが、地元で食ったほうが旨かった。
 やはり東京で魚を食うのはお勧めしない。鮮度が悪い。
 身がシャキッとしてないと食った気がしない。
 口直しにバーガーキングのポテトを食べた。
 正直、ポテトはマックのほうが旨い。ハンバーガーは断然こっちなんだけど。
 中身スカスカの塩味でごり押ししてくる、あの味がいいというのも妙な話である。
 
 相変わらず連休の東京駅の賑わいは凄まじい。
 人ごみで酔うという感覚を思い出させてくれる。
 一定数以上の人間が群れだって行動すると、脳みそが処理落ちするのだろうか。
 山手線は特に人ごみというわけでもなかったのは幸いだった。
 
 東京と言えば秋葉原か神田、もしくは上野だ。それ以外は数えるくらいしか行ったことがないし、用事もなかったので行く気もしなかった。何より、小奇麗な格好をした営業マンだかキャリアウーマンだかが意識高い会話しているのを電車で小耳にはさむ苦痛なので、下宿先から出るのが億劫であった。大阪はどぶの匂いが耐えられないし、東京は黒い感情に支配されそうになるしで、やはり自分は都会には馴染めないのだろう。田舎者の悲しい性である。

横浜
 大学時代の友人に会ってきた。皆、元気そうだった。
 いいことである。忙しい中時間を割いてくれたのは感謝しかない。
 カードゲームやらボードゲームに触るのもこの先数えるくらいしかないだろうから、
 少しでも感慨にふけりながら楽しむべきだったのだろうが。

浜松
 翌日、浜松に行った。台風が過ぎ去った後、目の上のたん瘤が消えてこれ幸いと、前線が北上してきたらしく、嵐だった。
 プラネット・ウィズのじいさんが食べていたステーキハウスの元ネタの店に行き、
 ステーキとハンバーグ、あとフライドポテトと米を食べた。
 店員さんがかわいかった。来てる客がカップルや大学生ばかりだった。
 なんだか無性に空しくなったので、ソープにでも行こうかとスマホをいじって検索。
 一件ヒットし、一晩とまった後、行くぞと気合を高める。
 カプセルホテルに泊まり、漫画棚を見つけた。それが間違いだった。

 昨晩、カラオケでオールをしたときに僕のヒーローアカデミアの話になった。
 ヨネズゲンシという歌手? の話もしていたと思うが、私はあまり詳しくないので
 ここでは割愛。
 ともかく、漫画に詳しい友人氏が天下のジャンプの漫画を強く推していたのが気になって、
 既刊全19巻を読破。そしたら、午前7時。言わずもがなの朝である。

 眠気と鬱憤という名の性欲どちらが勝つのかと少し気になったのもあるが、
 結局、眠気が勝った。
 家まで朦朧としながら新幹線に揺られ帰宅し、風呂に入って床に伏した。
 長期休暇で面白い経験ができるかと思っていったことのない場所まで行っても、
 想像力がなければこの程度のことしかできないのである。
 前準備も足りていなければ、旅程すら覚束ない。凡俗さに辟易とする。

 盆の後半は、食べて寝ていた。
 世界樹の迷宮を少し触って、面倒になって、DMMでエロ同人漁って、Vtuber流しながら寝て、夜中に起きて、小難しい本読んで、日が昇る前に寝た。その繰り返しだった。
 その時間に兵庫まで行って風俗でも行きゃよかったんだ。バカめ。

 それはそれとして、りゅうおうのおしごとの9巻も面白かった。
 天ちゃん回だった。でもまあ、これから天ちゃんの立ち位置がどうなっていくのか、多分放置されそうな気もするのが怖いところだが、気になるところである。
 
 書泉で買った、神林氏の「我語りて世界あり」もつかいまこと氏の「棄種たちの冬」も楽しみだ。あれだけ棚が素晴らしいだの褒めそやしておいて、いつも買っているようなライトSFを手に取っているのは如何にも”らしい”。違う環境に身を置こうとしながら、結局馴染みのあるモノを手繰ろうとするあたり、優柔不断もここに極まれりといった感じだ。まあ、しっかり読もう。

 明けの仕事もトラブルはあったものの、難なく消化。帰宅後に温泉に入る余裕さえあった。
 今は夜の10時。たまった日記の消化も済ませたので、もう寝ます。

 今日はこの辺で。