日記 91

8月8日(水)

 MONUMENT 読了

 1999年世界は核の炎に包まれた!
 サブタイトルの自分自身の怪物からも、フランケンシュタインの解説を序盤に入れていたことからも、自身が作られた人為的に操作された存在であることは示唆されていたから、何となくオチは読めていたけど、黒幕は血の魔術を行うことによって主人公を強化しようとする過去へ飛んだ主人公自身だったのだ! というネタバレが明かされ、それが全てだった。
 VSヴィオレッタ戦は結構好きだったけど、ボリス君がいきなり物語の終局になるにつれ物分かりが良くなるのもちょっと心情的についていけなくなってしまう要因だったかもしれない。
 アクションとボリス君の皮肉を読むための作品である。

 次は、世界の果てのランダムウォーカーを読む。

 そんなことより、りゅうおうのおしごとの漫画版の最新刊読んでください。
 原作の4巻。マイナビ女子オープン編に入ったところなんですが、
 天ちゃんVSたまよん戦、桂香さんVS旧友戦、で最後にあいちゃんVSイカちゃん戦が、
 群像劇チックに、悪く言えば最後のあいちゃんの才能の覚醒が特に感慨もなく行われていたんですけど、漫画版だと、あいちゃんとイカちゃんの才能がよく似ているという点に焦点を当てて、話を進めている。その才能にあいちゃんが振り回される話を描いてくれるのだろうと期待が、一本の軸を作って先の2戦からあいちゃんが何かを受け取って、イカちゃんに引導を渡すという構成になるんじゃないかというのが、ワクワクさせてくれるのです。
 原作にないシーンも桂香編から増えているんですが、それが不快にならず、むしろ別の角度から「りゅうおうのおしごと」の世界観、人物像を見せようとしているのが輝いてるなと。コミカライズって基本読んでないんですけど、こういうことってなかなか出来ないことなんだろうなと思う次第であります。

 晩飯の炒飯作って仕事行かなきゃなので、今日はこの辺で。