日記 81

7月26日(木)

 笑っちゃうくらい身体が言うことを聞かない。
 相変わらず、家に帰って風呂に入るとき変な発疹が身体中に出るし、
 やはり労働は悪。身体が壊れていくのを感じる。死期が近い。

 夜勤帰りで、晩飯という名の朝飯を食うのだが、空いてる店も少なく、食のバリエーションは限られてくる。コンビニ飯で何かうまいこと出来ないものか。
 田舎住みなので生鮮食品の売っているコンビニが近くにないし、そもそも自炊できるほどの体力が残された状態で帰宅できるなんて日は珍しい。出来ても晩に米炊いてもらって、買ってきたこま切れ肉を焼いて、塩コショウ振ってレモンかけたものと、レタスちぎったものを食うのが贅沢になる。
 思いついた。電子レンジ用蒸し器の中に、もやしと豚バラ、酒入れて10分ほど600Wで加熱したものを学生の頃はよく食べていたけど、ああいったものを用意しておくと少しは食が豊かになるのではないか。風呂入ってる間にほっといても作れる料理こそ、働く人間に必要なものなのである。(相変わらず主語が大きい、こんな頭の悪い文をよく思いつけるな)
 
 で、今日の話。朝のローソンで何かおかずになるモノを探すと、レンジでできるハンバーグが置いてあったので購入。200円ほどのチーズinハンバーグだが中々いけた。レタスと庭にあったプチトマトを摘まみつつ、平日の朝っぱらに大手を振ってビールを飲むときは、夜勤にいそしむ私の心を唯一癒してくれる時間である。
 精々、憂鬱な通勤通学時間を過ごすがいい、愚民ども……。と、朝の相変わらず下らない情報バラエティー番組を肴としながら、シニカルな笑みを浮かべるのは至極のひと時だ。普通にそのあと歯を磨いて疲れて眠るだけのただのおっさんなんですが。
 最高に下らない時間を社畜になっても過ごせているのは、自身の機知とユーモアを育んでくれた周囲と出会った知識のおかげである。周囲と比べてどれほどあるかと言えば、ないほうだろうが、最低限、自分の人生が楽しめるだけのそれがあれば、鎮痛剤代わりにはなるのである。疲れた。もう少し寝よう。
 
 今日はこの辺で。