日記 78

7月20日(金)

 身体のあちこちが痛い。
 この日記をバイオハザードの有名な”かゆうま”構文で書いてしまいたいくらいだ。
 本を読む気力と体力が奪われていく。
 こんな日が続くなら、いっそ仕事辞めてやろうかと思う。
 まあ給料はそこそこいいので辞めるに辞められないのだが。
 買いたい本もまだまだいっぱいあるし。旨いものだって喰いたい、
 転職なんて自分の技術じゃ博打みたいなものだ。
 生きるためにかかる経費と仕事から得られる収入を考えれば辞められない。
 うぅむ。難しいことだ。真に経済的に自立したいものである。

 夕飯のゴーヤと豚肉の炒め物が旨かった。塩と醤油とほんだしとごま油で味付け。
 暑い日が続くなか、こういったものを出してくれるのはなかなか気が利いている。
 主張の強い野菜が食べたい。もっと言えばビタミンとタンパク質をとりたい。
 身体が別のものに変わっていくなら、体内の栄養素も変化していくのでは……。
 まるで不慮の事故によりミュータントに変容していく人間の気分だ。
 今こうして文章を打っている両手の筋という筋が切れて、悲鳴を上げているし、
 肩から背中にかけてある筋肉も痛む。
 まともに水分も取れないから、一日中意識もはっきりしない。
 全く禄でもない仕事である。
 もっと健康で文化的な仕事というものはないのだろうか。
 そういった職の給与というものは、自分がすれば最低限度のものなのだろうが。
 (いや、その基準にすら満たないかもしれない)
 
 今日はこの辺で。