日記 68

7月8日(日)
 
 夕方なのに30度。連日の雨のせいでカエルの大合唱はやむことはない。
 エアコンもつけずに部屋で過ごしていると汗ばんでくる。
 エアコンは文明人にとって当然の権利である。判例にだって認められていることだ。
 ところで電気代が今月だけで1万7千円行くらしい。狂ってる。
 そのうちの1万円を私に請求するという。去年のこの月一万2千円だったよね。
 差額はいくらだ。小学生だってできる計算だ。やっぱり世の中狂ってる。

 賭博師は、祈らない 読み始め
 
 17世紀か18世紀くらいのロンドンが舞台。
 賭け事が流行して、賭博で食っていける人間が一定層いた。
 その中のひとりの男が主人公。
 で、この男、ある日賭場でぼろ儲けする。
 賭博で食ってるんだから、儲けはいいことじゃないか。と、そうは問屋が卸さない。
 大きめの賭場といえば後ろ暗い人間がやっているもので、
 映画でよくみるカジノ然り、稼ぎ過ぎた客は不審な死を遂げることになるのだ。
 そこで、この男は稼ぎ過ぎた金で何か高価なものを賭場で買ってやることにした。
 大麻や宝石だと面倒が起こるので選んだのが奴隷だった。
 その奴隷の少女と賭博師としての日常を過ごしていくという話。

 結構面白い。ヒロインが酸で喉を焼かれているというエグい設定のおかげで、台詞が
 「…………!」とか「…………?」とかで、その分地の文で様子を描写しているのが、
 特に面白い。一種の制限プレイじみている。
 筋が面白かったら、続刊買うかも。

 今日はこの辺で。