日記 271

12月15日(火)

 疲れた死にそう。何もしたくねぇ。久々に何か出来そうな予感がするので、酒を飲んでいないおかげである。酒さえ飲まなければ俺は頭が冴え、全てを見通し、過去現在未来全てから解き放たれることが出来るのである。当然、そんなことはない。
 昨日ガチャで天井までいったので、もうゲーム辞めたくなってきた。何つうかこれをすることによって自分は何かになれる確率が上がるのかを考えたときにただただ資源の無駄をしていることに気がつき始めた。これはいい傾向だ。まともな思考とまともな努力をしていれば、それなりのものには慣れるはずなのだ。そしてそれが出来るだけの環境には恵まれているはず。ならばやらねばならんだろう。結局凡人は出来ることを積み上げていくしかないんだから。
 一口のものでも書こうか。飯までまだ時間がある。出来ることから初めて広げていこう。

 公園に行くのなんて何年ぶりだろうか。
 子供たちが屈託なく笑いながら遊んでいるのを尻目に私は滑り台に向かっていった。
 すでに何人もの大人が長蛇の列をなしている。階段からは一段一人といった混み具合である。
 今か今かと待ちながらついに私の番。スーツを着込み、いざダイブ。
 そこで係員に呼び止められる。
「お客さん、ボンベ忘れてますよ。パラシュートもお忘れなく」

今日はこの辺で。