日記 73

7月13日(金)

 夜勤初日に残業はきつい。しかし、大した作業量でもなかったため、ただ儲けただけだ。
 

 賭博師は、祈らない 読了

 定食屋の旨い定食。豚の生姜焼き定食を頼んだら美味しい豚の生姜焼き定食が出てきた。
 18世紀前半の風俗について書かれているそうだ。そうだというのは、そういった知識の詰まった本を読んだことがなく精度についてあれこれ語れないからなのだが、ある程度史実に沿っているそうで面白かった。話の筋自体はありがち。
 かわいそうな女の子に優しくし、心が通じ合い、トラブルが起きて離れ離れになるが、男の子が助けに行って、ハッピーエンド。いつの間にか日常生活になくてはならないものとなっていき、男の子の思考も少し変わっていく。そういう過程を楽しむ本だった。
 文章はいいので、続刊も買うかもしれん。続きはちょっと気になるし。
 
 地球最後のゾンビ 読み始め

 ゾンビパンデミックが起こり、人間がゾンビ化し共食いを初めてしまったため、人類はほぼ滅亡してしまった未来の話。フォールアウトみたいなレイダーや変な宗教家が跋扈している中、たまにいるフェラルグールが襲ってくるみたいな世界を日本でやったという世界観。
 主人公は、人類の生き残りが集まるキャンプを何らかの事故を起こしてしまい出て行った。行く当てもなく、滅びた日本中を旅してまわっていたが、ある日、自我のあるゾンビの女の子にであう。目的がわからないまま、その子と一緒に北海道を目指すという話。
 和製フォールアウト。以上。多分面白い。読みやすいし。

 読んだ本の内容よりも、仕事によるストレスのほうが大きいため、碌な感想が書けていないのが心苦しい。もっといいところを、仔細に語りたいし、ラノベは面白いということを伝えたい。少なくとも、捻くれた自分にも面白いと思える文化があるという喜びを伝えたいのだが、うまくいかない。面白さを分解して、順序立てて話せばよいらしいが、なにぶん睡眠導入剤代わりにアルコールで脳みそを浸した状態で書いているし、明日の仕事に備えて体力を温存しなければ、死が見えるので書けていない。要するに、私は今日の銭のためにやりたいことを十全に行っていないのだ。時間を割いてこんなネットの辺境の記事を読んでくださっている皆さんがいるにもかかわらず、なんとも恥ずかしい。
 まあ、そう思ったところで、もっとわかりやすく面白い紹介や考えができるかというと、そうでもないのだが。物語の主人公なら、決意の一つや二つで隠された力に目覚めるのだが、そんな都合の良い展開はないのである。私はただのおっさんだからだ。

 寝ます。今日はこの辺で。