日記 30

5月30日(水)

 夜勤最終日。今日は忙しくなりそう。
 ビスコを今日読み終えられればいいのだが。

 帰宅、ローソンのホットドックとビールを飲んで風呂に入る。
 不味い。ウインナーもっと頑張れ。弾力を感じさせろ。
 奮発してエビスを飲む。華やいだフレーバー、安定した旨さ。
 ケチャップとマスタードにも味が負けていない。

 昨晩、仕事中、SSのネタを思いついたのだが、 
 メモ帳を起動するころには、面白さが抜けていた。
 プロットが最後まで久しぶりに見えたので、先週の書きかけと一緒に休み中に進めたい。

 書かないと結局、焦る。
 安定して書けて居る人は、きちんと椅子に座る時間を確保しているのだろう。
 現を抜かすという言葉がある。
 必要以上に物事に熱中するということらしい。
 己の本線からズレたことに対して、戒めるための言葉なのだろう。
 自分にとって現はなんなのだろうか。
 家族と飯を食うことか、特にやりがいも感じない単調な仕事を繰り返すことなのか、
 読まれもしないであろう創作をすることなのか、あるいは、もっと別の何かなのだろうか。
 
 そのどれも、やっている最中は足場があるような立っている感じがするのだけれど、
 振り返れば、どこかふわふわとしている。
 楽しいことを、やりたいことをやれと誰かが言った。
 食事、睡眠、風呂、排せつその他生理現象にかかわるもの以外の時間を費やしても
 好きだといえることにこそ、本分があると。
 そんなのは狂人だと思う。少なくとも、自分はなれないと断言できる。
 
 彼らは、完全に環境というものに対して独立した変数だ。
 死ぬ瞬間でも、多分辞められないのだろう。
 余計なことを考えずに済むのは、すごくうらやましい。
 
 今日はこの辺で