G線上の魔王プレイ日記 (1章のあらすじまとめ)

ネタバレおじさん

あらすじ要約の練習がてら、休日を使ってざっくり要約。
これでいつでも復習できるね!
とりあえず、1章分。2章は後日Up(需要ないと思うけどな!)

1章

 "魔王"と"勇者"の邂逅

 1
 地方都市が舞台。時代設定は現代。(発売当時の2008年基準?)
 主人公「浅井京介」はヤクザのフロント企業を仕切りつつ、少ない出席日数ながらも学園に通っている。
 学級委員の妖怪・日記付け女「美輪 椿姫」、年上の女好きで腹黒いが間抜けで憎めない悪友「相沢 栄一」、
 悪戯好きだがフィギュアスケートでオリンピック出場も見込まれる腕前を持つ義妹「浅井 花音」とともに、
 表ではひょうきんものとして学園では楽しく過ごしていた。
 そんなある日、「宇佐美ハル」が転校してくる。
 彼女は、自身を"勇者"と名乗った。
 
 2
 京介は椿姫と共にJ・SバッハのCDを買う。(この間2日ほど京介は約束をすっぽかしている、忘れっぽい性格とシゴトがあったため)
 そのCDを昼休み中に花音に傷物にされてしまう。
 そのことに腹を立てた京介は、花音が楽しみにしていたバレーボール大会を中止にしようと画策。
 夜、相沢栄一と体育館倉庫のカギを盗み出し、バレーボールをどこかに隠してしまう。
 計画自体は上手くいったのだが、栄一の不用意な発言により勘づいた宇佐美ハルは、捜査を開始。
 見事に解決をしてしまう。
 また、その夜、宇佐美ハルは、「魔王、知らないか?」と問いた。 
 マンションの自室にて、メールチェックを行っていると、
 「かわいいぼうや、おもしろいあそびをしよう」
 とだけ書かれたメールが届く。差出人は、不明。
 この詩は、シューベルトの曲にゲーテが書いた詩、"魔王"、その日本語訳の一文。
  "ぼうや"と"魔王"、そしてそれを探す"勇者"
 奇妙な符号の一致を感じざるを得ない京介であった。

 3
 楽しい学園生活ばかりというわけにもいかない。
 京介は、養父「浅井権三」から実の親の借金2億の返済を命じられているのだ。
 そのために、地元を収めるヤクザ"園山組"のフロント企業を使って金を稼いでいる。
 最近、園山組の縄張りの繁華街で未成年のイベントサークル"ぼうや"が麻薬の販売をして利益を上げていた。
 "不当な"利益を上げていることに腹を立てた権三は、新たに京介にぼうやの壊滅を命じた。
 そしてその首謀者は、"魔王"と呼ばれていた。
 権三の見立てによれば、京介のメールアドレスを知り、かつ、組の内部情報を流すことの可能な人間こそが魔王であるとのこと。
 京介の身近な人物、あるいは京介こそが魔王ではないかと疑っている。

 4
 放課後、繁華街にて"魔王"の捜索を開始。
 途中、宇佐美ハルと合流し、近くの喫茶店で魔王についての所感を聞く。
 彼女は、何年も魔王を追って引っ越しを繰り返してきたそうだ。
 そして、今度こそ魔王と対峙できると確信しているといった。
 「なぜだ」と京介は問う。
 「追ってきた先にあなたがいたからですよ」
  ハルは続ける。
 「キミは勇者になるんだね」
 「……だったら……僕は」
  記憶が混濁するような不快感に襲われ
 「また今度、魔王の捜索を一緒にしよう」といいのこして、京介は店を立った。
 「京介くん……」とハルは、その姿を見て独り言ちた。

 5
 "魔王"は夢遊病のような足取りで、繁華街を歩いていた。
 そして、思い出す。
 「宇佐美……ハル……」
 名を出してしまえば、意識はクリアになっていく。
 宇佐美の娘にも母親の罪の償いをしてもらわなければならないと悪意ある期待が膨らんでいく。
 錯綜していた犯行の計画が絞られていった。

 6
次の日、アルバイト先のドラッグストアに出勤したとき、
 店長から封筒を渡される。
 ロン毛のパツ金のにいちゃんから、宇佐美に渡しておいてくれと頼まれたそうだ。
 その封筒の中身は、
 「かわいいぼうやおいでよおもしろいあそびをしよう
 私はこの富万別市にいる。
 鬼ごっこをしよう。
 私はいまより狩にいく。
            薫へ」

 ハルの母の名前を出した"魔王"からの挑戦状であった。
 (ここから勇者用BGMが流れ出してカッコいい)

 7
魔王は悪意ある期待に胸を膨らませながら、ハルを待つ。
 ハルは、推理に基づき昨日京介と訪れた喫茶店ラピスラズリに向かう。
 そこで、先ほどと同じように言付けされた店員から小包を受け取る。
 小包の中身は、携帯電話。
 外国人とかが格安で売っている足のつかないやつである。
(携帯を短期の契約させてそれを売れば○○円、とかいうアルバイト思い出した。
 あれも、詐欺ととかに使うために携帯契約させるんですよね。
 あんま詳しくないけど)
 魔王から電話がかかってくる。
 そして、喫茶店ラピスラズリに向かった種明かし。
 薫は、単にハルを挑発するための文句ではなかった。
 薫へ→ かおるへ → かをるへ
 そして、3行目
 「私はいまより狩に行く」
 かり → るり → 瑠璃(和名) →ラピスラズリ
 ハルの謎解きの一方で、魔王はハルの母を嘲笑交じりにたたえていく。煽っていく。
 しかし、ハルは怒りに身を任せることなく注意を絶やさず、電話の先で街頭演説が行われていることに気づく。
 魔王は、そのことに満足したのか、愉快気に鬼ごっこの継続を伝えた。
 
 8
 魔王からの謎かけは続く。
 
 魔王にたどり着く道には、『真実』が書かれている。
 地獄に続く道には、『嘘』が書かれている。
 天国に続く道には、『真実か嘘』が書かれている。
 
 ハルは、魔王にたどり着く道を進まなければならない。
 市内の各地に手下を使って、ヒントをばらまく魔王。
 それを追う勇者ハル。
 
 市内をかけずりまわり、ヒントを集めた。
 地下鉄10番出口は、天国に続いている。
 西区の港にある第三番倉庫は、地獄に続いている。
 天国に続くのは、この道(第三倉庫)ではない。

 正常な頭を使うことができる人間ならば、これをとける。
 (本文ママ。ちなみにオラにはわからなかったダ……)
 
 正解は第三倉庫。
 
 魔王は勇者の素晴らしい知性に関心するとともに、激しい闘志を燃やすのだった。

 9 
 それから、魔王は3時間もの間ハルの数学的才能を試した。
 すでに日は暮れており、部隊は再びオフィス街に。
 魔王の最後の設問はこうだった。
 「魔王が市役所ビルへと続く階段の下に現れたとき、勇者は階段の上にいない。
  では、勇者が階段の上にいるとき、魔王は階段の下に現れないといえるか?」
 
 結論は言える。単純な対偶の言い換え問題である。
 ハルは、市役所ビルの階段を上らずに魔王を待った。
 
 声がかかる。雑踏の中姿の見えない場所から。
 魔王はハルを睥睨していたが、ハルは魔王の姿が見えない。

 「私が、ハルだ」
 「私が、魔王だ」
 互いに名乗り、ハルは戦いの始まりを予感していた。
 
 (何かカッコいいOPが始まって、そこで1章完。)